こんにちは!土木ブロガーの監督やっくんです!当ブログへいつも見に来ていただきありがとうございます。いつも本当に感謝してます。
みなさんがよく利用される高速道路を乗っている時によく見かけるトンネルの話です。今回は、たぶん一般の方も最後まで読んで頂けるじゃないかと思っております(笑)
坂道とトンネルにコンクリート舗装が多いのはなぜ?
坂道にコンクリート舗装が多い理由
坂道にコンクリート舗装が多い理由
アスファルトで急坂を舗装することが困難なため
日本の道路は圧倒的にアスファルト舗装が多いですが、大型の通行が多い幹線道路などでは、耐久性に勝るコンクリート舗装が多く採用されている。ところが、特に通行量が多い訳でもないのに、急な坂道やトンネル内がコンクリート舗装されているのはなぜなのでしょうか?(これに気づくのは業界の人でしょうか。)
まず、急な坂道にコンクリート舗装が多いのは、アスファルトで急坂を舗装することが困難だからです。
アスファルト舗装はアスファルト混合物を路面に敷きならした後に、ローラーで押し固めていますが、急な坂道ではローラで均等に押し固めるのが難しいのです。そのため、急な坂道はコンクリート舗装で施工されているのです。
ただ、コンクリート舗装はアスファルト舗装に比べ、滑りやすいという欠点があるので、路面にドーナツ型の窪みをつけたり、「ほうき目」をつけたりして、滑り抵抗を向上させる工夫をしています。
坂道はアスファルト舗装が難しいため、ドーナツ型の窪みを付けたコンクリート舗装が採用されている。
トンネルにコンクリート舗装が多い理由
トンネルにコンクリート舗装が多い理由
コンクリートのが比較的見やすいから
トンネル内もほとんどがコンクリート舗装で施工されています。アスファルト舗装が採用されない理由は、トンネル内は太陽の光線が入ってこないため薄暗く、黒っぽいアスファルトより、白いコンクリートのほうが比較的に見やすいという利点があるためです。
しかも、コンクリート舗装は照明の路面反射率が高く、アスファルト舗装より照明コストを30%下げることができ、経済的なのです。
また、コンクリート舗装は耐久性にすぐれているため、アスファルト舗装のようにたびたび補修しなくてもよいという理由もあります。工事で閉鎖することが困難な高速道路の料金所付近も、コンクリート舗装が採用されています。
トンネルはコンクリート舗装にするこで耐久性が高められている。
インターチェンジの入口付近もコンクリート舗装が採用されている。
高速道路のトンネル出入口が斜めになっている理由
トンネル出入口が斜めになっている理由
トンネルに入るときのドライバーの減速による渋滞の発生を防ぐ
高速道路はトンネルが多いのが特徴です。高速道路は自動車を高速で走行させることを使命としているので、勾配とカーブは緩くなければなりません。それを実現するためには、トンネルも必然的に多くなります。したがって、ドライバーは頻繁に潜り抜けることになります。
高速道路を走行したことのある人なら誰もが経験することですが、高速で走行してきた自動車が、薄いトンネル内に入っていくとき、ドライバーは少なからず恐怖感を覚えます。
広々とした空間から、いきなり狭いトンネル内に突入していくわけですから、相当な圧迫感を感じるものです。思わずブレーキを踏んでしまう人もいつでしょう。減速することを防ぐための工夫が、トンネルの入口を斜めの形状にすることでした。山の斜面にトンネルを掘れば、必然的に入口は斜めになると思うかもしれませんが、そういう理由からではありません。
その証拠に、一般の道路ではトンネルの入口の断面はどこも垂直に建設されています。入口を斜めにして断面を広くすることにより、圧迫感や恐怖感を和らげ、トンネル内に入るときのドライバーの減速による渋滞の発生を防ぎます。
また、周辺環境に配慮して、トンネルの出口が入口に揃えて斜めになっていることがあります。この配慮は高速道路などでよく見られます。
入口を斜めにして圧迫感・恐怖感を減らすことで減速を抑える仕組み。
まとめ
今回のトンネルの記事はどうでしたか。トンネルのコンクリートの話など、今までよりも少し突っ込んで分かっていただけたでしょうか。
今度、高速道路のトンネルを走行した時に、「あの監督ががあんなこと言っていたな~」と、、、気にして見れば面白いかもですw
走行時は、くれぐれも安全運転でお願いしますね~
本ブログで「【土木施工管理技士の資格を取得しよう!】食いっぱぐれない資格!取得メリットを解説!」と「2級造園技能士 過去問!」についてもを紹介しています。
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【2級土木施工管理技士の勉強方法は?】独学と通信講座を併用して合格を狙おう!
【土木施工管理技士の資格を取得しよう!】食いっぱぐれない資格!取得メリットを解説!
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