こんにちは!土木ブロガーの監督やっくんです!
この記事を読むメリット
水準測量時の野帳の書き方が分かる
本ブログでは水準測量についてを紹介しています。
以下の記事を本記事と合わせて読んでみてください。
水準測量のやり方が分かるよ~!
用語の説明
・BM(ベンチマーク)
建築物、構造物などの位置や高さなどの水準点または基準点に用いる。通常では動かない位置をベンチマークポイントに定めそれを基準として建物、構造物の位置を決める。
・BS(バックサイト)
BSはBMにスタッフを立てて高さを見た時の数字をいいます。
測量時に基準の高さをレベルを覗いてみた時の数字で、レベルを設置して最初に見た数字のことになります。
・FS(フォアサイト)
FS測りたいところにスタッフを立てて高さを見た時の数字をいいます。
レベルを設置して2回目以降に見た数字のことになります。
・IH(器械高)
レベルを据付けた際の望遠鏡の視準線の高さを器械高「IH」と表記する。
BMにスタッフを立てて高さを見た時の数字(BS)と(BM)の標高を足した数字がIH(器械高)になります。
・GH(地盤面)
地盤面の高さを指します。水準測量はこのGHを求める方法です。
・FH(計画高)
FHはこれから工事で造ろうとする構造物などの高さのことです。
野帳の書き方
野帳の準備
野帳を下のように書きましょう!
次に図面上にあるBMの標高を赤丸のところに記入しましょう!
BMにスタッフを立て数字を読む
スタッフメモリの数字を読んだら赤丸のところに記入しましょう!
IHの計算
レベルを据付けた際の視準線の高さ(器械高)を求める必要がある。
(BS)と(BM)の標高を足せば器械高を求めることができる。
BMより3.523高いところを見てるから
計算式はIH=BM(22.352)+BS(3.523)となる。
この計算で出した数字がIHになるので野帳の赤丸のところに記入しましょう!
一段ずらすのは、後で計算するときに間違わないようするためです。
測りたい測点にスタッフを立てる
測ったところは測点と呼んだ数字を野帳に記入しましょう!
読んだ数字はFSのところに書こう!
GHの計算
測った測点(No.1 No.2 No.3)の標高を計算します。見ていたところ(IH)より測ったところがそれぞれ低いです。
計算式 GH=IH(器械高)-FS(測った測点の数字)になります。
それぞれ計算したらGHのところに記入していこう!
まとめ
野帳の記入例
野帳の左のページには測定時の結果を書こう!
レベルの読みは1行に1つずつ記入すると、測量した順番が明確になり、BSとFSを反対に記入しても、後からすぐに間違いに気づくことができる。
野帳の右のページにはコメントやフリーハンドで概要図を記入しよう!
自分流の間違わないルールを確立しよう。
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