こんにちは!土木ブロガーの監督やっくんです。
この記事を読むメリット
レベルの使い方が分かる
水準測量について
目的は
水準測量とは、測量器具のレベルを用いて測点のアップダウン差を測り、標高を出す測量である。
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使用器具は
測量器具のレベル(傾読式)、三脚やスタッフやエ巻尺、(ハンマーとか測量釘など)、計算機、チョークなど
座標の計算も出来る!↓
レベルの使い方は
三脚の設置のやり方
レベルは、測点間の標高差を標尺(スタッフ)を使って測るもので、測点間のだいたい中央に三脚を設置して測る。
レベルの取り付け方
三脚の台座にレベルを取り付けましょう!この時に円形の気泡管を見ながら、レベルをほぼ水平になるように設置しましょう!
円形気泡管による整準のやり方
オートレベルは整準のネジにより気泡を真ん中に調整しよう!
- 3本の整準ネジの中の2本と平行の位置に向けます。次に円形気泡管の気泡を先ほど平行した整準ネジ2本を同時に回して2本の整準ネジのほぼ間になるように気泡を動かします。(2本のネジはそれぞれ逆方向に同時に回します。つまり、同時に内側に回すか、外側に回します。)
- その後残った1本のネジで気泡を気泡管の真ん中へ動かします。
- 気泡管が真ん中へ入ったら、望遠鏡を180°回転させ気泡の位置が真ん中にあるか確認します。(180°回転させて気泡が真ん中にないのであれば気泡の異常が考えられます。)
視準
測点の間の高低差を図りますから測点の所に標尺(スタッフ)を立て、レンズを覗きます。測点が多辺形をなしている場合は、箇所ごとにレベルを設置して測ります。この時、進んでいく方向の測点の視準を前視と言い、後ろ側を後視と読んでいます。
まずは、後視から数字を読み始める。レベルをスタッフの標尺に向け、ピントを合わせよう。対象線に焦点を合わせた後、十字線にも焦点を合わせよう!
標尺(スタッフ)の読み取り
スタッフの標尺はなるべく鉛直に立てることだが、手持ちで鉛直の状態を維持するのは困難です。そこで、測点に立てたスタッフの標尺を測点を起点として、スタッフを前後にゆっくりと動かします。
レベルでこのスタッフの標尺を覗いたら、標尺は前後に揺れているので十字線の目盛は上下に動いています。標尺が斜めだと、数字の目盛りの値は大きくなるし、鉛直の状態の値の時は、最小の値となるから、数字の目盛を読み取れば良いことになります。
スタッフはゆっくりと前後に振る
数字を読む時は横の線の所の数字を読みます。この時のスタッフの読みは「1.204m」になります。
これをA地点とし、B地点の読みが0.98mだった場合
AとBの高低差は1.204m−0.98m=0.244m
の24㎝4㎜になります
本ブログでは水準測量 野帳の書き方についてを紹介しています。 以下の記事を本記事と合わせて読んでみてください。 野帳の書き方が分かるよ~!